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Mari Takano Homepage/policy Mari Takano Homepage/policy 現代音楽のその先へ

師リゲティは私に、オリジナリティを追求するための「Handwerk(手仕事、熟練した職人的技術)」を遺してくれました。

テクノロジーが急速に発達する現代だからこそ
人間のみが持ち得る感性や感情を表現すること、

伝統、古典、前衛、実験、さらに幾多のポピュラー音楽の境界を越え、
古今東西の日本文化、ハイカル、サブカルの境界をも超えた地点から「新しい世界」を模索することで、

現代音楽のどの引き出しにも入らない、今までにない音楽を創っていきたいと考えています。

不安定な時代だからこそ、ポジティブな光をたずさえた 未来へ跳躍する作品創作を目指していきたいと思います。


コンサートのご案内
2023年9月24日(日)に、
ジェルジ・リゲティ生誕100年記念レクチャー&コンサート (会場 両国門天ホール)
第1部 レクチャー17:00〜18:30(開場16:30)
第2部 コンサート 19:00〜20:30(開場18:30)
を行います。
ジェルジ・リゲティ生誕100年記念を記念して、リゲティ門下生有志の執筆による書籍『György Ligeti im Spiegel seiner Hamburger Kompositionsklasse』(『ハンブルク大学の作曲クラスから見たリゲティ』) を今年5月に出版しました。

リゲティの作曲クラスがあった1970年から1980年代後半、まだ若者だった門下生も当時のリゲティと同じくらいの年代になりました。
そして、リゲティが亡くなって、早くも17年たちました。
今、考えると私たちが人生の若い時期に、窓から美しい外アルスター川と豊かな木々を見下ろせるリゲティの住居で毎週水曜日、午後3時から夜半まで続いた作曲クラスでそれぞれの作品や芸術や文化について討論した体験は、人生においてかけがえのない時間でした。
その時の経験をまだ私たちの記憶が鮮明なうちに、次の世代に伝えたいと思い、この企画を始めました。
今回はその第1回目で主にリゲティの作曲クラスについて、レクチャー&コンサートを行います。招聘するピアニスト・作曲家のフベルトス・ドライヤー氏は、リゲティの門下生で、当時、演奏するピアニストがあまりいなかったリゲティの《ピアノ協奏曲》をスウェーデンと旧ユーゴスラビアで初演しました。
来年、2024年はリゲティを最も近い関係にあった門下生で作曲家のマンフレット・シュターンケ氏を招聘する予定です。リゲティの作品の重要なテーマであった「ミクロチューニング」をテーマとします。そして、2025年度は「リゲティとコンピューター・プログラミング言語」、没後20年にあたる2026年度は、「リゲティとアフリカの民族音楽」をテーマにして、レクチャー・コンサートを行う予定です。
まずは、第1回のコンサートに是非お越し下さい。
今後のインフォメーションに関しては随時Facebook(https://www.facebook.com/mari.takano.754/)でもご紹介していきます。

レクチャー&コンサート 料金3,500円(コンサートからの入場も可)
開催時間
第1部 レクチャー17:00〜18:30(開場16:30)
テーマ「リゲティ 作曲クラス・生涯・作風の変移」
司会:高久暁
パネリスト:たかの舞俐、古川聖、ゲストパネリスト:フベルトス・ドライヤー
第2部 コンサート 19:00〜20:30(開場18:30)
プログラム
シャウユン・チェン/フローティング・ポイント〜日記Ⅱピアノのための2つの作品から Floating Point, from Diary 2. 2 Pieces for Piano (1999)
フベルトス・ドライヤー/ロマンティック・ランドスケープ1 Romantic Landscape 1 (1985/改訂2013)
古川聖/ アリアと18の変換 ~ゴルトベルク変奏曲に基づく 18Transformations より1番、4番、5番、7番 (2018)
たかの舞俐/イノセント Innocent(2000)
休憩
マンフレット・シュターンケ/ パルトータ Partota(1986)
シドネイ・コルベット/ ピアノ・ヴァレンタイン Piano Valentine 5番(1997)、10番(2007)
ジェルジ・リゲティ/ ピアノのための練習曲 Etudes pour piano 7番(1989)、5番(1985)、6番(1985)
ピアノ:フベルトス・ドライヤー


  



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